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やってみた

先週の土曜日、東京湾ではかなりポピュラーな餌釣り

「ライトアジ釣り」をやってみた。

金沢八景の米元釣舟店さんから会社の仲間5人で出撃。

台風あとのド茶濁りの海。

参加者のうちまともな経験者は1人だけ。

はたして無事に釣れるのか?

釣り方を教えてもらって初挑戦。

船長「底まで12m。下から2mでやってみてね。」

どんな釣りでも最初の仕掛け投入はワクワクするもんだ。

船長「はい型でたよ。」

開始から着々と釣り上げる経験者Y氏。

初挑戦ながら同じく着々と釣るH氏。

あとの3人は蚊帳の外。

H氏「皆さ…解ってる?アジ釣りはタナなんだよタナ。ちゃんとタナ合わせられてる?」

H氏得意の口撃が始まる。

この男、初めてのライトアジゆえ出船まえに

「Sさん、万が一ボだったら魚分けてね。オレ必ず保険掛けるタイプだからヨロシク。」

と弱気な事を言っていたクセに、いざ他のメンバーより釣れるとそれがあたりまえのように上から目線で釣れていない仲間を徹底的に口撃してペースを乱れさせ、さらに釣れなくさせるのが得意な、言ってみればもっとも釣らせてはいけない男である。

そんな男にほいほい釣らせるとは神様も実に罪なものである。

この釣りは、簡単に説明するとイワシのミンチ(コマセ)をアジの居るタナ(深さ)に合わせて撒き、そこに仕掛けのハリについた餌を同調させて食わせるという釣り方。
船長が魚探の映像を見ながら指示するタナにコマセと、餌の付いたハリをいかに正確に合わせらるかで釣果が大きく分かれるのだ。

経験者のY氏は手馴れたものでH氏の口撃などどこ吹く風で坦々とコンスタントに釣って行く。
私とM氏、S氏はすっかり翻弄されアタリすらない。

同じようにやっているはずなのに…。

やがて右隣のS氏もポツリ、ポツリと当たり始めH氏に追いつく。

着々と釣るミヨシのY氏、アタリ無しのM氏、釣果も口撃も絶好調のH氏、全く反応無しの私、追い上げるS氏と並び、プレッシャーに負けそうになる私とM氏。

M氏「ん?あ、来た来た。」

ついに沈黙を破ったM氏。

さらにM氏はコツを掴みポツリ、ポツリと釣れ続き完全に一人負けの体となった私。

(ダメだ~わかんねぇ…。)

H氏「江木さ~ん、タ・ナ・ア・ワ・セ、分かってる?餌の付け方とか

間違ってるんじゃない?


Y氏「Hさんて人をイラつかせる能力は天才的だよね。W」

江木(くっ…マジくやしぃ…)

開始1時間くらいは本当に情けないくらいに釣れなかった。
アオリのエギングならコイツらにぜってぇ負けないのに。

そして待望のアタリ。

江木「しゃー、アジ来たーーー!」

H氏「江木さーん、やっとですか?」

いちいちイラっとさせる男である。
いやこれがヤツの作戦だ。ヤツのペースに乗せられたら負けである。

今の感覚を忘れないように、同じように巻き上げ、コマセを振り、餌をタナに合わせて…

クッ、クククク。

江木「よっしゃまた来たぜ。」

H氏「えっ?まだ2つ目?しょうがないなぁ。ノドが乾いたから、ちょっと休憩して追いつくまで待っててあげましょうか?」

2人のやりとりに笑いこける他のメンバー。

こうやってしょうもないことを言い合いながら面白おかしくやるのが船釣りの楽しみの一つである。

そうこうするうちにミヨシのY氏の竿が一際絞り込まれる。

Y氏「アジじゃないな…あ赤いのだ!タイだタイ。」

見事にタイを釣り上げたベテランのY氏。

H氏「いいなぁそれ。オレも釣りたいな。」

しばしアジがイレグイとなった後再びY氏の竿が大きく曲がる。

Y氏「ん?あ、また赤いヤツだ。」

しばらくしてまたタイを釣るY氏。

H氏「いいなぁ…おれアジはかなり釣ってるけど目の前で2枚もタイ釣られるとなんかスゴイ敗北感を感じるなぁ。」

そんな話をしているときに私の竿が大きく絞り込まれる。

江木「おっこれは…やった!赤いヤツ!」

H氏「ムキー!なんかすごく悔しい!」

江木「へっ、へっ、へ~。  あっ!

私がハリスをたぐって魚を浮かせようとしたその時、ハリが外れてタイが逃げちまった。

H氏「あぁ、詰めが甘いなぁ。」



くっ、くやしいいいいい!
この男に言われると悔しさが4倍増しである。

しかしアジのコツはだいぶ分かった。H氏よりもハイペースでアジを上げて追い上げを謀る。

江木「さぁここからはまくるぜ。」

H氏「まだまだ余裕だな。オニギリでも食べるかな。」

まったくどこまでも憎まれ口の減らない男である。

そんな時再び私の竿が大きくしなる。
明らかにアジとは違うガンガンと頭を振る感触。

江木「Hさ~ん、この引きは来ちゃったよ赤いの。」

H氏「ムキ~、バラせ、バラしてしまえ!」

江木「やべ、デカイデカイ。網、網!」

隣のS氏がすぐにタモ網を用意してすっくってくれて事なきを得た。

江木「Sさんありがと。」

H氏「江木さ~ん、ここは空気読まないと。」

Y氏「江木さんいまのはやっぱりバラして笑いをとらないと。W」

江木「オレは芸人か!」 

M氏「いやぁ、いまのはバラして欲かったな。そう言うキャラなんだから。W」

江木「おまえもか!そう言うキャラってどう言うキャラだよ。」 

H氏「ってかさ、デカイデカイって言ってたけどそうでもないよね。網使うまでもなかったんじゃね?」

すかさずH氏の口撃である。

江木「そう言うのは赤いの釣ってから言って欲しいよね。まだ一枚も釣ったことが無いからどんだけ引くか分かんないでしょ?」

H氏「キーっ!江木さんに言われるとなんかメチャクチャ悔しいかも。」

(ふっ。勝ったぜ。)

その後もアジの食いが立ったり、静かになったりを繰り返しほどなく沖上がりの時刻。

船長「あと5分で上がりますね。あとで何本くらい釣ったか数えて教えて下さいね。」

気が付けば小型のクーラーは一杯。

江木「39、40、41…46。あ、1匹ノーカウントのだから45だね。Hさんいくつ?」

H氏「41、42、43、…げっ45だ。」

江木「同数か。あれ?Hさん赤いの釣ったっけ?」

H氏「ムキーーっ。」

出だし好調で終始口撃も絶好調だったH氏もさすがにぐうの音も出ない様子。
やっぱり釣りは最後までやってみなきゃ分からないのだよ。

大漁

アジ、堪能いたしました。




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2014-07-17 : 釣行記 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

おめでとうございます
素晴らしい釣果に、赤いのまで(^^)
素敵っす!!!
鯵もいいですが
イカもまた
ボチボチ釣れ始めましたょ(笑)
2014-07-18 16:50 : eg URL : 編集
egさん語無沙汰です
最近はすっかりイカ諦めてアジやらライトルアー船やらに浮気してました。界隈また釣れ出しましたか。そろそろイカしないと本当に釣り方忘れそうです。(泣
2014-07-18 22:19 : 江木乗男 URL : 編集
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プロフィール

えぎのりお

Author:えぎのりお
先日風邪をひきました。
鼻をかんだら真っ黒な墨が出ました。
・・・うそです。
と言うくらいアオリが好きさ。
ああ、エギングが大好きさ。
でも気が付けばもう50なのさ w

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