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迷い2

すみません。先週は出張ですっかり放置してしまいました。
失礼しました。  

さて、あまりの釣れなさっぷり打たれた2人はすき家で朝食。
身も心も冷え切った体に豚汁&納豆定食が染みる染みる。 

K君「それにしても気配無かったですね。次どこに行きましょうか?」

江木「…前回 I 港は反応があったからサイズは別にしてとりあえずイカは居る感じなんだよね。でもこの冬まだ行ってないHも気になるんだよなあ。」

K君「アオリがダメなら自分細長いのでもいいです。ただ確実にイカが釣りたい!」 

江木「H は多分この時期は間違いなく細長いのが釣れてるはずなんだよね。でも地元の餌師の人がたいてい堤防の良い場所を占めてるからテトラからの狙い。ただアオリが釣れてるかどうか…。」

K君「自分はよく場所を知らないんでお任せします。」

江木「I 港は前回細長いのはあんまり釣れてなかったけどアオリは確実に居そうだし。どつちにするかなぁ…。」


…迷う。 


H まで行く時間は十分にあるが、
万一H がダメだった時には戻る距離が遠いから帰りに他に寄りながら釣る時間も限られる。
最近の情報が無く、遠い場所に賭けるのはリスキー。
かといって手前の I 港もそれほどストロングに釣れているわけではない。

釣り人は、釣れていない時ほど弱気になって、
より手堅い方向で考えれば考えるほどさらに迷いが生じるもの。 

ただでさえ寝不足で判断力の鈍っている頭。
豚汁でお腹が満たされて思考力はさらに低下。
こうなるとなかなか結論の出ないことは
考えたくなくなるのが人間の本能。

こんな時はいわゆる”問題先送り”ってヤツで。

江木「とりあえず寝てから考えよう。」 

K君「ですね。」

2人でそのまま駐車場で力尽きて寝落ち。

途中K君の強烈なイビキに翻弄されながらも3時間ほど爆睡。 

江木「ボチボチ起きて移動するか。」

K君「そうですね。で結局どこ行きます?」

江木「細長いの確実に釣りたいんだろ?だったらエギよりテーラーとかスッテの方が釣れるんじゃね?」

K君「確かに。」

江木「で、行く途中にイシグロがあるからそこでテーラーとか仕入れつつ情報を聞いてから決めるってのはどうよ?」  

K君「それいいっすね。そうしましょう。」

郷に入り手は郷に従え。
地元の釣具屋さんに聞くのが一番。
いそいそとイシグロ釣具店を目指す。

店内をK君と物色しつつ見て回るとサビキコーナーに I 港で日中にアジ爆釣の釣果報告が。

K君「江木さんアジ釣れてますよ。イカは暗くなってからですよね?ならばそれまでアジやろうかな。」 

江木「20cmクラスだって。いいね。サビキも買っとく?」

アオリ狙いがいつしかヤリ、スルメ狙いに変わり、

さらに弱気のアジ狙い。

もはやもうイカですらないターゲットに魂を売ろうと

する2人。
 

K君「どの色サイズがいいんすかねぇ?3枚買うとお得みたいですよ。」

江木「お、こっちの5枚セットのが安くね?2人で分ければかなりお得。」

あまりのサビキの種類に迷う迷う。
気が付けば真剣にサビキを物色する2人。

しかも飽くまでお金をかけずに釣ろうという

あさましい魂胆。


サビキをカゴに入れると次は本題のテーラー、スッテコーナー。
これまた色々な種類があって迷う2人。

K君「プラ角って枝スに付けて同付きみたいにすればいいんですよね?重りの代わりにエギにすれば大丈夫ですかね?」

江木「それで行けんじゃね?」

K君「よし、とりあえずプラ角2本買っとこ。」 

江木「でもより確実性を取るなら餌巻いたテーラーのが良くね?オレはテーラーにしてみるわ。」

K君「えっ、ちょっと待ってくださいよ。抜け駆けはズルイじゃないですか。なら僕もテーラーも買いますよ。」

江木「でもテーラーって何グラムあるのかな。餌巻いてエギ竿で投げれるんかいな?」

K君「どうすかねぇ。」

残念ながら我々2人とも普段エギは使うがこの手の分野にはまったく明るくない。 

江木「おっ、なにコレ。Sephia エサ巻きエギンガー だって。エギ竿で使えてテーラーみたいに餌巻いてヤリ、スルメ狙いだって。コレ良くね?」

K君「でもこれ、1200円もしますよ。テーラーなら680円ですって。」

江木「うーん、ここはやっぱ経費節減でテーラーか。お金かけるだけかけてボじゃ洒落にならんからな。」

K君「ですよねぇ。でも餌ってなにつければいいんですかね?」

江木「よく鳥のササミって聞くけど。キビナゴとかも使うみたいよ。でもどの餌が安いのかな。なにが良いのか店員さんに聞いてみるべ。」

あくまでお金をかけずにちゃっかり獲物を得ようと

する2人。


江木「すみませーん、このテーラーってエギングロッドで扱えるんですか?」

店員「いや、これ単体だと軽いので餌によっては浮いてしまいますね。使うならなにか重りを付けないと…。」

てことは必然的にSephia エサ巻きエギンガー を使わにゃいかんのだな。

江木「ちなみに餌は何を使うのが良いんですか?ササミとかってよく聞きますけど。」

店員「ササミでも良いですよ。あとはキビナゴとかサメですかね。」

江木「サメ?」

店員「はいサメの身です。」

江木「ちなみにどれがお勧めですか?」

店員「扱いやすいのはササミですけど、キビナゴやサメの方が臭いも強いので寄りはいいですね。」

江木「臭いが強い方がいいんですか。ではキビナゴとサメだとどっちが良いんですか?」

店員「キビナゴはエサ持ちが悪いけど、サメの方は身が長持ちですね。」

K君「江木さんどっちにします?」

江木「よし、じゃあサメにしよう。ありがとうございます~


お買い物


さんざん迷ったけど、Sephia エサ巻きエギンガーとサメの身を購入。
場所はアジもアオリもヤリもスルメも可能性があって店から近い I 港に決定した。

OKこれで完璧。万全だぜ!

と言うと聞こえは良いが、
極めて安全重視の単にチキンな選択なのは言うまでも無い。

早々 I 港へ移動しテトラの上から様子を見ると300gほどのアオリがスィ~っ。 

江木「あれっ、アオリ泳いでるじゃん。」  


K君「あっちではサビキ投げてますよ。とりあえず自分はサビキでお土産確保狙いますんで。」 

江木「じゃオレはイカ見えてるし、エギングから行くわ。」


早くも釣った気になる2人。
しかし本当の試練はここから始まるのだった。

開始1時間。見えイカこそ居たものの、エギにはまったく反応無し。
ならばとサビキに変えるも全く当たらず。 
離れたところに居るK君に電話する。

江木「どうよ?」

K君「カマスを釣ってるひとは居るんですけど…ポツポツですね。とりあえず自分はアタリ無しです。」

江木「こっちもエギダメでサビキに変えたけどノー感じだね。」

タナが合わないのか?スピードが合わないのか?
仕掛け自体がダメなのか?
やはりにわかサビキは通用しないのか?

半信半疑で迷いのある釣りほど釣れないものである。

結局あんなに悩んで買ったサビキはまったく発言せず。
あっと言う間に日は傾き、エギングタイムに。

とりあえず見えアオリが居たと言う事は水温的には問題ないと言う事。
潮もそこそこ流れて釣れそうな気配。

K君は細いイカを狙うべく、早速エサ巻きエギンガーを投入の様子。

「やっぱりエギングはしっくりくるなぁ。」

しかし、どうしたことかいつになってもアタリが無い。
1時間、2時間と時間ばかりが過ぎていく。
K君の様子が気になって彼のもとへ。

江木「どうよ?」

K君「異常なしです。それより重大な問題が…。」

江木「何?どうしたの?」

K君「いや、このエサ巻きエギンガー見てくださいよ。」

ヘッドランプに照らされたエサ巻きエギンガー、
背中に乗せたサメの身がダンゴ状になって何やらグダグダの状態。 

エサ巻きエギンガー


江木「なんか釣れなさそうな見栄えだね。」 

K君「いや、なんか上手く馴染まないんでさっきパッケージ良く見たら"輪ゴムを使って短時間でキビナゴの交換が可能"って書いてあるんですよ。」

江木「?」

K君「つまりこのエサ巻きエギンガーってキビナゴ用でサメとか用じゃないんじゃないですか?」

江木「えっマジ?」 

K君「江木さんがサメって言うからサメ買っちゃったけど、キビナゴ用ですよこれー。騙された…。」

江木「えぇぇっ、だって店員さんがサメの方がエサ持ちが良いて言うから…。」

K君「あの時江木さん手にテーラー持って聞いてたから、店員さんも間違えたんじゃないですか?」

江木「えっ?オレ?オレのせいなの?」 

これではせっかくの秘密兵器も威力半減?
とりあえず再び流れを変えるべく、
吉野家で夕飯を食べつつ作戦会議。

江木「アオリどころか押さえのスルメもアジも壊滅とは…。」 

K君「なんか釣りたいすよね。手ぶらじゃ千葉まで帰れない。」 

江木「そういえば前回行ったときにA港で細いイカが爆ってたっけ。もうスルメ専門狙いでそこ行こうか。」

K君「もうアオリもアジもいいですからスルメ専門でいきましょう。」


腹を満たしていざA港へ。
K君にならってエサ巻きエギンガーに無理やりサメの身を付けていざ堤防へ。


ガーン! 


そこには今まで見たこともない数の電気浮きが…。
やっぱり釣れた情報が出たポイントは銀座なのね。
まるでクリスマスのイルミネーションさながらに海面を埋めつく浮きの数

ざっと数えてもゆうに30個以上。 

せっかく秘密兵器を用意してもこれじゃあ投げる場所が全く無い。 

おまけにしばらく様子を見ていたけどこれだけ人がいるのに
誰一人釣れている人がいない。

ダメだこりゃ。
1200円のエサ巻きエギンガーとサメの身、サビキ仕掛etc.は
全く活躍することなくムダな出費となっちまった。 

K君の帰りを考えるとせいぜい頑張っても11時くらいまで。
最後は今朝K君が300g弱のアオリを釣ったいつもの場所に戻る。

ウネリも無く、風も無く、程よく潮も効き雰囲気はバッチリ。

最後の最後で逆転か? 



江木「いやぁK君お疲れ。厳しかったねぇ。」

K君「江木さんが釣れるって言うからきたのに…。」

江木「いや、オレは "釣れるといいね"とは言ったけど、"釣れる"とは一言も言ってないからね。」

K君「ぇぇぇえ、騙された…。」 


いや、江木乗男は断じて詐欺師ではない。


そしてK君が春まで彼のエギングタックルを

押入れの奥深くに仕舞い込んだのは言うまでも無い。

またしても「ボ」。 

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2013-01-19 : 釣行記 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

お疲れ様でした。
迷いは釣り人には付き物で翻弄されますよね。
先週平日にマズメ狙いで行ってきました。結果は今年初のキロアップは捕れたものの後が続かず一杯のみ。
やはり、厳しい時期に突入ですね。
2013-01-21 12:35 : eg URL : 編集
egさんこんばんは
キロUPおめでとうございます!いいなぁ~。水温がまた低下傾向で厳しい冬の状況にさすがです。励みに頑張りまーす。
2013-01-21 22:18 : 江木乗男 URL : 編集
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プロフィール

えぎのりお

Author:えぎのりお
先日風邪をひきました。
鼻をかんだら真っ黒な墨が出ました。
・・・うそです。
と言うくらいアオリが好きさ。
ああ、エギングが大好きさ。
でも気が付けばもう50なのさ w

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